計画中の家の通風シミュレーション(北北東の風)

こんにちは。
このBlogでは住宅の内外の空気の流れをコンピュータシミュレーションで解析していきます。
最終的に、自分が納得いく家を建てて、快適な生活を目指します。

今回からは具体的に自宅の窓の配置をどうするか、通風シミュレーションを進めていきます。
間取りは建築士さんが我が家の生活スタイルをヒアリングして考えてくれたものになります。
それをベースに、間取りは大きく変更することなく、窓配置を変えて通風性能をアップ出来れば良いなと考えていますが、どうなるでしょうか。

建築予定地に家を配置した様子

建築予定地に、建築士さんの考えてくれた家を置いてみると、こんな感じになりました。
濃い青色の家がそうです。
家の内部の通風シミュレーションを実施したいので、家の窓と中の壁は正確に作ってあります。
家具などは決まっていないので、全て省略しています。

では早速シミュレーションの結果を見ていきたいと思います。
今回は建築予定地の卓越風である北北東の風の場合を確認します。

北北東の風が吹く場合の室内の通風状態

まず3次元で家全体の通風状態を見ると、1階から入ってきた風は吹き抜けを通って2階へ行き、図では左側に位置する窓から外へ流れていく様子と、1階の右側の窓から外へ流れていく様子が確認できました。
実はこの流れは、私の事前の予想とは全く違うものでした。

北北東の風というのはこの図では左側から右側へ吹く風になります。
私は、当然風は左側の窓から入ってきて右側の窓から出ていくものと思っていました。
家を設計してくれた建築士の方も同様の流れをイメージしていたそうです。

しかし通風シミュレーションの結果は違っていました。
詳細は割愛しますが、この理由を調べていくと、風上にある家の影響を受けているという事が分かりました。
他の家が風上にあることによって、私の家の左側の面(風上に位置する面)には負圧領域が生じていて、家の中の空気はそこへ吸い込まれるように流れていたのです。
(もし、詳細をお知りになりたい場合はご連絡ください。)

この結果にはとても驚きました。
通風シミュレーションをする場合には周囲の建物の影響を考慮しないといけないという事を学びました。

少し長くなってきましたので、今回はここまでとします。
次回、1階・2階それぞれの空気の流れる部分と流れない部分を見ていきます。

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